雨漏りによる被害
多くの不具合は、築後3年未満までの早い時期に発見されます
住宅紛争処理支援センターから発表されたトラブルに関する住宅相談の分析データをランキングにまとめました。
多くの不具合は、築後3年未満までの早い時期に発見され、相談に至る傾向が見られますが、「雨漏り」、「漏水」については、築後3年以降に相談する割合が他の事例と比べて高い傾向がみられ、初期の不具合以外に年数が経過してからも多く発現する現象といえます。
不具合部位別ランキング
2013年度の不具合部位と不具合事象を組み合わせた相談件数の統計を見ると、第1位と第4位が雨漏りに関する相談となっております。
生活するうえで雨風や地震などの災害から人を守るという家の必須条件が、実は一番の問題になっています。
順位 | 不具合相談内容 | 件数 |
第1位 | 屋根からの雨漏り | 735件 |
第2位 | 外壁のひび割れ | 505件 |
第3位 | 内壁のひび割れ | 457件 |
第4位 | 外壁からの雨漏り | 438件 |
第5位 | 床の変形 | 364件 |
第6位 | 基礎のひび割れ | 347件 |
第7位 | 床鳴り | 338件 |
第8位 | 開口部・建具の作動不良 | 317件 |
第9位 | 床の変形 | 268件 |
第10位 | 給水・給湯配管の漏水 | 252件 |
2013年度の合計11,532件中、雨漏りに関する相談件数は、1、775件で第2位です。
(内訳・・・1位:屋根-735件、2位:外壁-438件、3位:開口部・建具-209件、4位:天井-193件、5位:内壁-57件)